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おさんぽNEWS

恵比寿駅の名前の起源はヱビスビール!

2020年9月1日

恵比寿にあったからヱビスビール? いえいえ、ヱビスビールがあったから恵比寿なのです。1887(明治20)年、日本麦酒醸造会社(現サッポロビール)が設立され、2年後目黒村三田にレンガ造りの醸造場が完成。1890(明治23)年から「恵比寿ビール」の販売を始めます。「恵比寿ビール」は東京を代表するビールに成長。工場を拡大し、目黒村と渋谷村に約3万坪の用地を所有するようになります。1901(明治34)年にはビール出荷専用の貨物駅「恵比寿停車場」ができました。当駅は、やがて旅客の取り扱いも開始し、一般の人も利用できるようになり、現在のJR恵比寿駅となりました。1966(昭和41)年には、5つの町が恵比寿1~4丁目に改称。1988(昭和63)年、サッポロビールは千葉へと生産拠点を移し、恵比寿工場跡地には、1994(平成6)年に恵比寿ガーデンプレイスがオープンしました。

恵比寿停車場
(写真提供: サッポロビール株式会社)

1899年のビヤホール
(写真提供: サッポロビール株式会社)