大都会・東京を、寄り道しながらWaIking!!

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皇室ゆかりのスポットを歩く1

信濃町駅→青山一丁目駅

JR信濃町駅のすぐ前は明治神宮外苑。そしてそばには赤坂御用地がある。周辺には歴史の重要な舞台となった建築物や庭園などが、壮大なスケールで点在している。国の重要文化財、国宝にもなっている皇室ゆかりのスポットを巡りながら、おしゃれな街青山へ

スタート 

信濃町駅(JR中央線)

ゴール 

青山一丁目駅(東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営地下鉄大江戸線)

歩行距離 

約5.0

歩行時間 

約66分

立ち寄り目安時間 

約3.0時間
約60分
約20
約10分

ルートの目安時間 

約5時間30分

このコースのイラストマップ

このコースのお散歩動画

動画があれば、迷わず安心して歩けます!

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Vol.6
Let’s Enjoy “OSAMPO” WALK!!

信濃町駅~青山一丁目駅
皇室ゆかりのスポットを歩く1

JR信濃町駅のすぐ前は明治神宮外苑。そしてそばには赤坂御用地がある。周辺には歴史の重要な舞台となった建築物や庭園などが、壮大なスケールで点在している。国の重要文化財、国宝にもなっている皇室ゆかりのスポットを巡りながら、おしゃれな街青山へ

ルート順路

6分 400m

8分 600m

10分 750m

17分 1.4km

11分 850m

13分 950m

1分 50m

ルートガイド

JR信濃町駅 LinkIcon を出て右へ。横断歩道をわたり、交番の前を左へ向かう。首都高速の上を横切り、大きな木のある交差点の信号を左へ進めば、右手は緑豊かな明治神宮外苑。聖徳記念絵画館 LinkIcon の堂々とした姿がが見えてくる。絵画館を見学したら、信号を渡り右へ、道なりに進む。権田原の交差点で外苑東通りを渡れば明治記念館 LinkIcon の入口。庭園を眺めながらランチを楽しもう。門を出て、権田原交差点を左折し、ゆっくりと安鎮坂を下る。右手は赤坂御用地の広大な敷地。ここは、江戸時代、紀州徳川家の屋敷があった所。今は宮家の住居として使われている。しばらく進むと、2019年に即位された現天皇陛下の住まいである赤坂御所の正門が見える。陛下ご即位のパレードは皇居を出発し、青山通りを経て、権田原交差点から赤坂御所へゴールした。まさに日本の新時代”令和”の幕開けとなった道だ。
南元町の交差点を過ぎると緩やかな上り坂になる。右側は、迎賓館赤坂離宮 LinkIcon の白塀に変わる。見学者は西門から入り、出る時は正門から。国宝のゲートから美しい左右対象の離宮の姿を振り返ろう。正門を出たら右へ。若葉東の交差点を道なりに右へ折れ、迎賓館の塀に沿って進む。東門を過ぎて紀之国坂の交差点を左折。右脇の緑道を進む。この辺りの地形には、江戸城外堀の遺構が残っている。道沿いに右へ進むと目の前にホテルニューオータニ LinkIcon の建物が現れる。
ホテルの日本庭園は江戸時代の有力大名によって作られたもの。外来者も入園できるので、散策を楽しもう。ホテルを出て右へ進み、弁慶橋を渡る。赤坂見附の交差点で右折し、青山通りを進むと、赤坂警察署信号の手前右手に豊川稲荷東京別院 LinkIcon がある。お参りを済ませ、さらに青山通りを進む。右手には、再び赤坂御用地の塀が続く。先ほどとは反対側の御用地の塀である。やがてにぎやかな青山一丁目の交差点に出る。交差点の斜め向いにHondaウエルカムプラザ青山 LinkIcon がある。カフェもあるので一息ついて今日のお散歩はおしまい。すぐ前にゴールの青山一丁目駅 LinkIcon がある。

立ち寄りスポットガイド

スポットの分類マーク

見どころ・遊び場
highlight. Entertainment
レストラン・食事処
restaurant
カフェ・ドリンクスタンド
cafe
買い物スポット
shopping spot
宿泊施設
accommodations

見どころ・遊び場
highlight. Entertainment

レストラン・食事処
restaurant

カフェ・ドリンクスタンド
cafe

買い物スポット
shopping spot

宿泊施設
accommodations

LinkIcon 信濃町駅

JR中央線・総武線信濃町駅から。

JR中央・総武線の各駅停車のみが停車し、快速列車は停車しません。改札口は一つで、すぐ近くに神宮外苑、赤坂御用地、慶応義塾大学病院などがあります。JRの線路に沿って、首都高速4号線が走っています。

改札口は一つ。ホームよりも高い位置にある。

駅舎は6階建ての駅ビルとなっている。

壁面の植え込みが美しい。

まずは広い外苑東通りをわたる。

LinkIcon 聖徳記念絵画館

明治天皇の御生涯を描いた華麗な壁画

明治天皇の御降誕(生誕)から御大葬(葬儀)までの御生涯を、80点の壁画で表した絵画館。日本が大きく変動し、近代化した幕末から明治の出来事を、明治天皇・皇后お二方の御事績を中心に描いています。外壁には国会議事堂と同じ花崗岩が使われていますが、国会議事堂より10年早い大正15(1926)年、着工から実に7年半の歳月をかけて完成しています。荘厳な、わが国初期の美術館建築として国の重要文化財に指定されています。夜はライトアップされ、神宮外苑の中心的な建物としての威光を放っています。

建物はこれらの壁画を展示するために建てられた壮大なもの。国の重要文化財。

壁画は、左右の展示室述べ250mにわたり、年代順に描かれている。展示室内は撮影禁止。

エントランス中央大広間は天井までの高さが27mもあるドーム型。大理石のモザイクタイルが美しい。

中央大広間の装飾には、菊花紋が洋風にアレンジされたような装飾が各所に見られる。

各壁画には、描かれている人物名や場面、時代背景などが丁寧に解説され、歴史の勉強になる。

青山通りからは、天を突くイチョウ並木の中心に絵画館が望める。大正12(1923)年に植栽され、絵画館に近づくにつれて低く、より遠近感が出るように工夫されている。

聖徳記念絵画館

住所

東京都新宿区霞ケ丘町1-1

電話

03-3401-5179

休館

無休(都合により臨時休館あり)

時間

9:00~17:00(入館は~16:30)(都合により時間変更あり)

料金

500円(施設維持協力金)

交通

JR中央本線信濃町駅から徒歩6分

HP

http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/

LinkIcon 明治記念館 ラウンジ kinkei

荘厳な歴史の舞台でゆっくり寛ぐ明治神宮外苑の一角にある明治記念館。

明治記念館本館(憲法記念館)は、明治14(1881)年、赤坂仮皇居内に、諸外国の賓客をもてなす御会食所(迎賓館)として建てられました。明治21(1888)年には大日本帝国憲法の草案審議の御前会議の会場となった歴史の舞台です。昭和22(1947)年からは明治神宮の結婚式場として一般にも公開されてきました。ラウンジkinkeiは、まさに大日本帝国憲法の会議が行われた部屋。聖徳記念絵画館の壁画にもその様子が描かれ、手描きの金鶏が舞う壁紙も当時の面影を残しています。こんな由緒ある部屋で、気軽に食事やお茶を楽しめる。お散歩の途中に、ぜひ立ち寄ってください。(結婚披露宴があるときは別室で営業)

明治記念館正門付近。

格天井などに当時の面影を残す。

壁一面に、美しい金鶏と牡丹が描かれている。

目の前は手入れの行き届いた約1000坪の庭園。

庭園から見た、瓦屋根が見事な本館。2020年、東京都指定有形文化財(建造物)に指定された。

コーヒーは丁寧にサイフォンで抽出する。

料亭の味が楽しめる「季節の蒸籠御膳」は、ランチに人気。1,880円(税・サービス料別)。

本館玄関車寄せ。京都御所風の宮殿造りで、ここに多くの賓客が出入りした。

明治記念館 ラウンジ kinkei

住所

東京都港区元赤坂2-2-23

電話

03-3746-7723

休館

年末年始、夏季メンテナンス時。

時間

10:00(土・日曜、祝日9:00)~21:00(食事L.O.20:00)

交通

JR中央線・総武線信濃町駅から徒歩3分

HP

https://www.meijikinenkan.gr.jp/restaurant/kinkei.html

LinkIcon 迎賓館赤坂離宮

世界各国からの賓客をもてなす外交の舞台

紀州徳川家の江戸中屋敷の土地と建物は、明治に入り皇室に献上され、赤坂離宮となりました。その後仮皇居として整備され、その一角に、当時の皇太子であった大正天皇の住居、東宮御所として明治42(1909)年に建てられたのが現在の迎賓館赤坂離宮です。ネオ・バロック様式の西洋宮殿で、当時の欧米の流行や最新技術を取り入れながら、和の意匠がそこかしこに見られます。戦後国に移管され、昭和49(1974)年から迎賓館として世界各国の賓客を迎え、外交の主舞台となっています。平成21(2009)年には本館、正門、噴水などが国宝に指定されました。館内・前庭などで特別展やイベントが開かれたり、ガイドツアーが催されることがあります。夜間公開することもあります。HPでチェックしてみてください。

海外からの賓客を最初に迎える玄関ホール。

中央階段から2階の大ホールへ。

晩さん会が催される花鳥の間。

花鳥の間に飾られている、四季の草花と鳥を現す七宝。

最も格式の高い朝日の間。長期の改修により美しく生まれ変わり、2019年春に公開を再開。

朝日の間の天井を飾る、朝日を背にした女神の絵。

10枚の大鏡が部屋に奥行きを感じさせる彩鸞の間。

オーケストラボックスも備え演奏会も行われる羽衣の間。

主庭にある噴水は創建当時からのもの。

ネオバロック様式の迎賓館赤坂離宮。

前庭では、キッチンカーも出店しドリンクや軽食も楽しめる。

白い柵に銅製の飾り模様が美しい正門。

迎賓館赤坂離宮

住所

東京都港区元赤坂2-1-1

電話

03-5728-7788

休館

水曜(臨時休業はHPでご覧ください))

時間

本館:10:00~17:00(最終受付16:00)
庭園:10:00~17:00(最終受付16:30)
和風別館:10:30~15:00の30分ごとにガイドツアー(HPから要予約、15:00は英
語のガイドツアー)

料金

本館・庭園:1500円
和風別館・庭園:1500円
和風別館・本館・庭園:2000円
庭園のみ:300円

交通

JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線四ツ谷駅から徒歩7分

HP

https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/

LinkIcon ホテルニューオータニ 日本庭園

都心で400年の歴史ある庭園に憩う
ホテルニューオータニの大きな魅力のひとつはその日本庭園。

なんと都会にあって約4万㎡の規模を誇り、しかも、加藤清正公の下屋敷から400年もの歴史があります。庭園は、第二次世界大戦後に外国人の手に渡りそうになったのを惜しんだ大谷米太郎氏(ホテルニューオータニ創始者)が買い取りました。その後、昭和39(1964)年の東京オリンピック開催に際し、政府の要請に従ってホテルが建てられました。庭園はホテルより先にあったのです。江戸城外堀に囲まれ、池や滝を巡らした涼やかな庭園は四季の変化が美しく、園内には銘木、銘石、茶室などが点在し、都会の真ん中とは思えない趣です。東京の名園のひとつに数えられ、ガーデンビューの部屋は人気となっています。庭園の中に4つのレストランもあり、緑の中でゆっくり食事も楽しめます。宿泊客でなくても自由に散策することができます。

滝はこの庭園のシンボルでもあり、夜はライトアップが美しい。

四季の変化が美しい庭園。秋は特に木々が見事に色づく。

紀尾井町のランドマークでもあるホテルニューオータニのザ・メイン。

ザ・メインの宴会場階から庭園に出られる。

園内はよく手入れされ、朱塗りの太鼓橋や枯山水など、日本庭園の美しさが際立つ。

江戸時代の貴重な石灯籠も点在している。

ホテルの創業者、大谷米太郎氏の像。彼の力で、見事な庭園が残された。

ホテルニューオータニ 日本庭園

住所

東京都千代田区紀尾井町4-1

電話

03-3265-1111

休業

無休

時間

6:00~22:00

料金

無料

交通

東京メトロ赤坂見附駅D紀尾井町口・永田町駅7番口から徒歩3分、東京メトロ麹町駅2番口から徒歩6分、JR・東京メトロ四ツ谷駅麹町口・赤坂口から徒歩8分

HP

https://www.newotani.co.jp/tokyo/garden/

LinkIcon 豊川稲荷東京別院

戦国武将も信仰した歴史ある寺院

室町時代の前期から580年近い歴史を誇る、愛知県豊川市にある本院の、全国にある別院のひとつ。本院は、今川、織田、豊臣、徳川といった戦国武将たちから信仰を集めていました。「稲荷」といっても寺院で、本院で祀っているご本尊が白狐にまたがっていることから、通称「豊川稲荷」と呼ばれるようになりました。江戸時代からは庶民の間で商売繁盛、家内安全、開運などのご利益があるとして信仰されています。境内にある融通稲荷には財宝を生む融通稲荷尊天(ゆうずういなりそんてん)が祀られ、供えてある「融通金」を持ち帰って財布に入れておくとお金が貯まるといいます。

山門から緑濃い境内へ。

本殿。御祈祷を受ければ内陣も参拝できる。

奥の院・三神殿付近には、奉納されたのぼりや狐の石像がずらりと並ぶ。

御朱印帳がかわいいと評判。1冊1500円。

御朱印は500円。おみくじは男みくじと女みくじがある。200円。

融通稲荷の融通金は自由に持ち帰れる。1年たったらお返しする。

融通稲荷裏にある弁財天で、お金が増えることを願って、お金を洗ってみよう。

豊川稲荷東京別院

住所

東京都港区元赤坂1-4-7

電話

03-3408-3414

時間

6:00~16:00
受付や御守りの頒布時間は異なりますので、HPを確認してください。

料金

拝観無料

交通

東京メトロ赤坂見附駅B出口から徒歩5分、東京メトロ永田町駅7番出口から徒歩5分

HP

http://www.toyokawainari-tokyo.jp/

LinkIcon Hondaウエルカムプラザ青山

ホンダの幅広い製品を展示。気軽に入れる憩いの場

青山一丁目の交差点にある、ホンダ本社のショールーム。車やバイクをはじめ、ホンダの幅広い製品を展示・紹介。誰でも気軽に立ち寄ることができます。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人気のあった各種イベントや、ASIMOのデモなどは現在休止。カフェやショップの販売方法も見直され、感染対策を徹底して、訪問者を迎えています。展示の方法も変化に富み、車好き、バイク好きだけでなく、誰でも気軽に楽しめるスペースです。ちょっと小休止しながら、日本が世界に誇るホンダの製品に触れてみてはいかが。

青山一丁目交差点にあるホンダの本社。

ホンダの最新技術を搭載した車やバイクを間近に見ることができる。

2020年にリニューアル。緑も多いほっとする空間だ。

巨大スクリーンに、Hondaの製品やレーシングチームなどの情報が流される。

お気に入りの車に乗ったり、バイクにまたがることも可能。

本社ビルの地下には、樹齢200年以上のヒバを使った大樽があり、そこに水を貯蔵することでまろやかになる。このおいしい「宗一郎の水」が飲料水として全ビルで使用されている。

MILES Honda Cafeは手頃な値段でおいしいコーヒーや紅茶を提供。もちろん「宗一郎の水」を使用。

テーブルやイス、ベンチもあり、気軽に休憩できる。

Hondaオリジナルグッズが豊富なショップ。現在はスタッフに声をかけ見せてもらう方法をとっている。

Hondaウエルカムプラザ青山

住所

東京都港区南青山2-1-1 Honda青山ビル1階

電話

03-3423-4118

休業

ゴールデンウイーク、夏季休館、年末年始など

時間

10:00~18:00(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は11:00~17:00。変更あり)

交通

東京メトロ・都営地下鉄青山一丁目駅5番出口すぐ

HP

https://www.honda.co.jp/welcome-plaza/

LinkIcon 青山一丁目

東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営地下鉄大江戸線青山一丁目駅1番出口、5番出口へ、

青山一丁目交差点にある地下鉄駅。おしゃれな街でもあり、周辺は赤坂、永田町など、政治の中心地でもあります。ドイツ、カナダなどの外国大使館もあり、有名企業の東京本社も多くあります。地下鉄で各線への連絡もスムーズ。今日はここから帰りましょう。

青山一丁目の交差点に、いくつも地下鉄の出入り口がある。

青山通り(国道246号)と外苑東通りの交差点。

有名な青山一丁目交差点。実はこの住所は存在しない。

ホンダ本社から交差点を渡れば駅。