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Part2

忍者体験ツアー

2023.12.25

t2_01-1_205.jpg 棒手裏剣を投げる仁左衛門(じんざえもん)先生。 t2_01-2_433.jpg 浅草にある忍者体験場「時空間」。 t2_01-3_423.jpg 印を組む仁左衛門(じんざえもん)先生と本日の体験者。 t2_01-4_441.jpg 併設のカフェ&バーで忍者と飲もう。

浅草の「忍者屋敷」で、刀や手裏剣の修行をして、1日忍者になりきろう

数々の漫画やアニメ、映画で登場する日本の忍者。侍と並んで東洋の神秘として語られるその独特の武術「忍術」を訓練してくれる「忍者屋敷」が、東京都・浅草にあります。ここでは、本来は、修めるには厳しい修行を必要とする忍術を、初めての人にも、基礎をやさしく手ほどきします。さあ、ワクワク、ドキドキの忍者体験ツアーをココにレポート!

ツアー概要

忍者体験

このツアーの案内人

仁左衛門(じんざえもん)先生(忍者講師)

戸隠流の忍術を修め、忍者歴9年となる「ニンジャマスター」。その身のこなしの軽さでアクション俳優として活躍していたこともあり、エンターテイメントとしての忍術を、浅草の修行場で一般に教える。「忍者の道」の厳しさを説きつつも、温かみあふれる指導で子どもの体験者からも大人気。

忍者とは何者か

忍者といえばこの手のポーズ(印)が有名ですが、こちらは「刀を鞘に納めた際の両手の形」を模したものだそうです。

忍者とは主に室町時代から江戸時代にかけて、大名や領主、幕府に仕えて諜報活動や破壊工作、時に暗殺を行っていた特殊技能を身に着けた人々です。一般的に黒い装束に身を包んで派手な術を用いるイメージがあるのですが、実際のところは諜報活動のため農民や町民の服装をすることも多かったのだとか。現代におけるスパイに近い存在だったようです。もちろん、各種活動のために心身を鍛え、高い戦闘技能を持つことが大前提となります。  
夜の闇の中で活動する際に用いた「遁術(とんじゅつ)」(隠れるための忍術)は当時の人々にとって魔法のように映り、それが講談や歌舞伎などの物語として言い伝えられることで、人知を超えた術を駆使する忍者のイメージへとなっていったようです。

刀の抜き方と基本の構えを学ぼう

さて早速、刀の扱いから学んでいきましょう。刀は鞘に納められた状態で腰帯に差して、まずは抜き方からです。いきなり抜こうとしても刀は簡単には抜けません。乱暴に抜くと相手を倒す前に自分が怪我をしてしまうので、きちんと練習する必要があります。

日本刀には反りがあるので、その形に沿って引き抜きます。ここでコツとなることは途中まで刀を鞘から抜いたら腰のひねりを使って抜き切ること。忍者が使うのは短い刀ですが、太刀をはじめとした刀は本来とても長い武器です。腕だけで抜くことは困難なので、腰の動きを使って素早く引き抜くのです。

次は基本の構えです。刀を持って相手と対峙する際に最も大事なこととはなんでしょうか。それは相手のどんな動きにも対応できること。そのために構えを取ることが非常に大事になります。今回、先生が教えてくれたのは「正眼」と呼ばれる構え。これは相手がどんな動きをしようと対処が可能な、基本でありながら最強の構えなのだそう。

実際に刀を振ってみよう

基本の構えがしっかりできたのなら、いよいよ刀を振る訓練です。刀を振りかぶり上から相手へ向かって振り下ろす「上段」から始まり、斜めに斬りかかる「袈裟斬り」、横から薙ぐ「胴斬り」、そして最後に構えた刀をそのままに踏み込む「突き」。

忍者は任務の性質上、狭い場所で戦うことが多く、突然敵と遭遇する確率も高いので、最後に教わる「突き」こそが必殺の一撃になるとは先生の弁(修行場が少し狭いのも修行の一環だとのこと)。一通り教わったらそれぞれ「1、2!」と大きく声を出して練習をします。気迫で負けてはいけませんので、掛け声はとても重要です。この一連の刀の振り方の基本は漢字の「米」の字で覚えると良いと先生からアドバイスをもらいました。

最後は鞘に納刀する練習です。実はこれがなかなか難しいのです。刀は片刃なので、反っていない「峰」と呼ばれる方から滑らすように納めていきます。刀は鉄で鞘は木製なので、鞘を傷つけないように最後は鞘の方から刀をしまいます。つい刃を触りそうになってしまいますが、本物の刀でやってしまったら大怪我なので、注意をしたいです。

まだまだ続く忍者修行。次のページをご覧ください!

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このツアーのレポーター

Osamu

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ツアーを体験して!

子どもの頃、忍者に憧れていた人は多いことでしょう。今回の忍者体験ツアーで、幼い頃から一度はやってみたかった忍術を学べて、感無量です。忍者になりたかった人も、これまで縁がなかった人も、気軽に楽しく忍術修行ができるのでおすすめです!

写真

M.Suematsu

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