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話題のツアーへ行こう!

Part3

森ビル デジタルアートミュージアム:
エプソンチームラボボーダレスを体験!

2024.2.20

t3_t1.jpg エントランス《人間はカメラのように世界を見ていない》 t3_t2.jpg 《Walk, Walk, Walk:探し、遠ざかり、また出会う》 t3_t3.jpg 《人々のために岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》 t3_t4.jpg 《バブルユニバース》 t3_t5.jpg 《スケッチオーシャン》

境界も時空も越えた、新チームラボボーダレスの新感覚アートを体験してきた!

チームラボボーダレスが満を持して戻ってきた! 最新技術によるアート作品が命をもったようにコミュニケーションを生んでいきます。アートとアート、鑑賞者とアート、アーティストと鑑賞者のボーダー(境界)をあえてあいまいにした新感覚の「地図のないミュージアム」。ただしここには「ツアー」はもちろん、順路も案内もありません。さまよい、発見し、創る、あなただけの「アートツアー」を楽しみましょう。この記事では、楽しむための幾つかのポイントをお伝えします。

施設概要

チームラボボーダレスとは

  • 森ビルとアート集団チームラボが手掛けるチームラボボーダレスは、2018年お台場に登場しました。斬新なミュージアムとして非常に好評を博しましたが、2022年、お台場の再開発で惜しまれつつ終了。2024年2月、グレードアップして麻布台ヒルズに再オープンしました。チームラボでは世界各地でアート展を開催。常設展示施設を、東京・豊洲の「チームラボプラネッツ」ほか、上海、マカオ、北京などで開館し、今後も続々オープン予定です。

施設データ

  • 【開催場所】麻布台ヒルズガーデンプラザB B1
  • 【住所】東京都港区麻布台1-2-4MAP
  • 【時間】10:00~21:00(最終入館は20:00)
  • 【休業】第1・第3火曜日
  • 【料金】3800円~(日によって異なる、チケットは公式サイトで購入。事前日時予約制)
  • 【HP】https://www.teamlab.art/jp/

ミュージアムの体験モデル

今回の体験モデルは、都内女子大の1年生、凛(りん)ちゃん。「行ってみたかったチームラボボーダレスを、こんなに早く体験できてうれしいです。モデルは初めてですが、ここの魅力を皆さんにお伝えできるようがんばります!」

チームラボの工藤岳(たかし)さんから説明を受ける凛(りん)ちゃん。

移動してきたアートに再会する

チームラボのアート作品は、従来の美術館のように、その部屋にじっとしてはいません。まるで意思をもっているかのように、部屋からあふれ、はみ出し、廊下を通って別の部屋へと移動していきます。ときにそこでほかの作品と混ざり合い、また新たなアートとなっていきます。

《人々のための岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》、《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》

たとえば、チームラボの象徴ともいえる《人々のための岩に憑依する滝》の部屋の壁を横切っているカラス。追い追われながら部屋を飛び出し、別の部屋を飛び交っているところをしばしば目にするでしょう。ひらひらと舞う蝶や、ぷるんぷるんの光でさえも、いたずらっ子のように他の部屋に入り込んでいます。まさにこれこそ境界のないアート。チームラボの真骨頂です。

《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス:境界を越えて飛ぶ》

アートと交流する

壁に映し出される映像にぜひ触ってみてください(ぷるんぷるんの光の球とか、物理的な物体には触れないよう注意してくださいね)。天井から降りてくる数々の漢字、壁を飛び交うカラス、ひらひらと舞う蝶や咲き乱れる花、廊下を歩き回る『鳥獣戯画』(※)風の人物など。ときにやさしくポンと、ときにごしごしと。あなたの動作にこれらが反応し、アート作品に美しくも愉快な変化が生まれます。

足元にも注目。歩いた後に、さざ波が美しい線を描いたり、花が育ち花びらを四方に散らしたり。あなたの動作や足跡が、さらに作品となっていきます。

※鳥獣戯画:12-13世紀に描かれた絵巻物。「日本最古の漫画」と称されている。

《Walk, Walk, Walk:探し、遠ざかり、また出会う》

《人々のための岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》

アートを先導する

たとえば《バブルユニバース》。たくさんの球体の中には、シャボン玉のようなぷるんぷるんの光をはじめ、さまざまな種類の光が閉じ込められています。その球体があなたの存在によって光を発し、さらに隣の球体を光らせます。次々と伝わっていく光は同じ球体を再び通ることなく、一筆書きとなってあなたのもとへ帰ってきます。

《Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》

これは難しい数式で仕組まれた作品。さすが技術集団チームラボ。緻密な計算の下、あなたとアートとの境界をあいまいにする作品がたくさん用意されているのです。

《Bubble Universe:実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》

アートに没入する

「ライトスカルプチャー ‐ Flow」シリーズは、空間の奥に生まれた光がぐんぐん大きく成長し、迫り、鑑賞者を飲み込み、そして通り抜けていきます。
テーマの異なるたくさんの作品群で構成され、まさにまばゆい光による巨大な彫刻の数々。広大な宇宙やエネルギーを感じ、その一部分として取り込まれるような没入感を感じられる作品です。

《Birth》

《Entrapped Nucleus of Life》

楽しみ方のポイントはまだまだあります。次のページをご覧ください!

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この施設のレポーター

KIKI

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ミュージアムを体験して

お台場のチームラボボーダレスが終了したときはとても残念でした。パワーアップして麻布台ヒルズに戻ってきたのは本当にうれしいことです。これはもう、体験しないとわからない。一人でも多くの人に、ぜひこの世界に身を置いてほしい。「常識」がくつがえりますよ。

写真

等々力 菜里
(とどりき さいり)

エプソンチームラボボーダレス

東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口直結

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